ロシアのおみせやさん –Русский Рынок -

by admin

まだまだ、外はつめたい風。
でも、ロシアのおみせやさんを開いたティール・グリーン in シードヴィレッジは
子どもたちの威勢のよい声で、ほっかほかでした。
ロシアのおみせやさんのオープニングは、ロシアから届いたおおきな箱から。
わっと顔を寄せる子どもたちに、ひとつお届けしたいメッセージがありました。
 Здравствуйте!(こんにちは)
 わたしは ろしあに すんでいます。
 この はこのなかみは ろしあのこが すきなものです。
 これで おみせやさんあそびを してね。
 До свидания! (さようなら)   *すべてロシア語で

ロシアにいる、小さな子どもたちのかわいらしい声です。
はじめて聞くロシア語に、日本の子どもたちは、うっとりとした表情でした。
さあ、箱の中身を開けてみます。
いくつかのおみせやさん用に用意された袋の数々。
そして、日本でもおなじみの、ロシアの昔話『おおきなかぶ』が入っていました。
 
「うんとしょ どっこいしょ」のところ、この日はロシア語で
「"тянут-потянут チャーヌトゥ パ チャーヌトゥ」と読んでみます。 
 *ロシア語では「ひっぱっても、ひっぱっても・・・」という意味の言葉、
  「うんとこしょ~」とリズミカルな日本語訳をつけられたのは、
  私が尊敬する内田莉莎子さんです。
絵本のあとは、いよいよおみせやさんの「しこみ」に入ります。
子どもたちは、「おもちゃやさん」「おかしやさん」「ノートやさん/ほんやさん」
に分かれるのですが、ずいぶんと迷いましたね!
各おみせやさんの最初のお仕事は、看板とガーランド作りです。
工夫をこらして、お店イメージピッタリのガーランドがいくつも完成!
では、それぞれのお店を見てみましょう。
まずは、おもちゃやさん
左上端に飾ってあるのが、ここで販売するマトリョーシカバッヂです。

顔、からだのパーツをお客さんに選んでいただけるように、
きれいにディスプレイするのも、おみせやさんのお仕事ですね。
男の子が多いお店でしたが、とても美しい!!
つづいて、おかしやさん。
ティール・グリーンさんのスタッフお手製の、甘酸っぱいジャムクッキーと、
ロシアのお菓子を販売しました。
マトリョーシカにキャンディをかくして、あてっこしてもらうゲームでは、
お客さんへのかけ声が印象的でした!
そして、ノートやさんとほんやさん。
話し合いの結果、この2つのお店はお隣どおしになりました!
 
大所帯ではさまざまな意見が飛び交います!
でも、あれやこれやと意見を出し合ったみんな、得意な作業に打ち込んで
りっぱなおみせやさんが完成しました。
ここは、売るものも一番多かったので、お仕事もいっぱい。
ノートの表紙。そして、おりがみセット。
おかしやさんのキャンディ包装にも、このオリジナルおりがみを使いました♪
よく見ると、ロシアンデザインがとってもキュート。
平澤さんが、よなよな(?)楽しんで描いたものです。

お客さんがくると
「いらっしゃいませー」
そして、次々とゲームや商品説明が!
楽しくて楽しくて「ぼくのところにも!わたしのところにも!」という
思いの強さを感じました。
でも、自分よりも小さなお友だちが来ると、話し方もゆっくりになったりして
微笑ましい様子もたくさんみられました。

ここは、ロシアの絵本や、木製のおもちゃコーナー。
とてもよい風合いの素朴なおもちゃで、子どもたちもガンガン(!)あそんでいました!

こちらは、ティール・グリーンさんの絵本コーナー。
実際にご購入いただける絵本と雑貨です。
ロシアの絵本が並ぶだけで、あったかくなるのはどうしてかしら、と
いつも思います。
店内には、紅茶や甘いお菓子の香りが漂っていて、余計にふんわりと
した気分になるのです。
ひとことでは言えませんが、とても楽しい空間と時間でした。
子どもたちの声が忘れられません。
まるでお祭りのようでした。
お祭りが終わったあとは、「あぁ、またやりたいな」と必ず思います。
その一瞬をみんなで作り上げる楽しさ、大変さ、色々味わって、
何かの形ができる・・・これがなんとも言えず楽しいのです。
みんなへ渡したお土産は、ロシアのほんのひとかけらですが、
目に見えない大きなお土産を、きっと持って帰ってくれたのでは、と思います。
ティール・グリーンの皆さま、美味しいお菓子とともに、さりげないお心遣い
をありがとうございました。
打ち合わせがどんなに楽しかったことか!
この日、おみせやさんのリーダーとしてお手伝いくださった、
イラストレーターの藤田美菜子さん、アートディレクターの中里恵さん、
ありがとうございました!
そして、集まってくれた子どもたち。
ありがとう。ありがとう。楽しかったね。
また、きっと、おみせやさんひらこうね。