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    3月25日、日曜日。
    朝起きて、カーテンをしゃっとあけると、やっぱりあおぞら!
    あおぞらおえかきの朝、青空の神さまは味方してくれたようです。
    代々木公園はぽっかぽか。
    準備もたのしい。
    まずは、水汲み。
    筆をもちはじめる前に、準備体操を取り入れてみました。
    そして、自分の筆を選び、簡単に絵の具の使い方などをお話して、
    それぞれがもくもくと、大胆に、描きはじめました。
     
    ローラーでぐりぐり。
    
    
    
    
    
    
    
    パパとママのおかおだよ。
    
    ともこおねえさんが描いてくれた、わたしのおかお。
    似てるかしら?
    そう、今回は、子どもたち全員のお顔をスケッチして、お渡しできました。
    子どもの表情は、ころころと変わってしまうけれど、平澤さんも負けじと
    そのキラッとした瞬間の表情をさらさらと描いていました。
    おはなしの時間は、
     『はなをくんくん』(福音館書店)と
     『はるかぜ とぷう』(福音館書店)を読みました。
    絵本をひらいた途端、すぅーっとページに吸い寄せられた子どもたちの表情
    が、忘れられません。
    2冊とも、春が待ち遠しくなる、愛らしい絵本。
    とぷうのようなつむじが、みんなの頭にくっついてないか、読み終わったあと
    ちゃあんと調べましたよ。
    みんなは、なかよくあそんで、おえかきしてたから、大丈夫でした!
    たくさん描いて、たくさん食べて、でもまだまだあそび足りない。
    しゃぼん玉に木のぼり。
    鬼ごっごにキャッチボール。
    今日はじめて会った子たちも、あそびに夢中になった午後でした。
    あー、花いちもんめ、たのしかったあ。
    今日のしりとり。
     あおぞら - らくがき - きのぼり - りゅっく - 
     くつした - たこあげ - げんきいっぱい!
     


    公園に行くと、しゃぼん玉が風にのって飛んでいるのを追いかける子どもたちの姿
    に出逢いました。
    空を見上げて、ぶつかりそうになりながらも、追いかける姿から目がはなせない
    ときがあります。
    風船を持つ子どもも同じ。
    とっておきの宝物を手に入れたような、誇らしい表情だったり、
    頼れる友だちを手にくくりつけているような、安心した表情だったり。
    春って、しゃぼん玉や風船が似合う季節だなぁって思うのです。
    色とりどりの風船の絵本を3冊、ご紹介しています。
    あそびは、、、さんぽすごろく!
    こちらも気持ちのよい場所で、時間をかけてあそびたいですね。
    どうしたら、遠まわりになるかしら…。
    そんなことを考えると、楽しくて楽しくて仕方がありません。
    お手にとってご覧になりたい方は、info@casa-pipio.jpまでご連絡ください。
     

    ゴザの上で、足を「おやま座り」にして待つ子どもたち…。
    今日は、ある保育園でおはなしを読みました。
    つい1週間くらい前に、上野動物園に遠足に行ったことを聞いていたので、
    もちろん『したのどうぶつえん』(くもん出版)を導入に。
    パンダやゾウ、キリンにライオン、子どもたちはあっという間に1週間前の
    場所へタイムスリップ!
    でも、見ているのはへんてこどうぶつばかりだから、顔は笑いでくしゃくしゃに。
    読んでいる私も、はじめて読んだときの「頭がおかしくなるほど笑った」ことを
    思い出してしまいました。
    『あーといってよ あー』 (福音館書店)で、身体をもっとあたため、
    『はるねこ』(講談社)を読んで、もう春くるかなぁと話し合い、
    「長いおはなしがいい!!」というリクエストにより、『やまのかいしゃ』(架空社)
    を読むことにしました。
    こういった機会を与えていただいたわたしがありがとうと言いたいのに、
    園児たちは歌をプレゼントしてくれました。
    わたしも大好きな「ともだちになるために」という歌を。
     いままで であったたくさんの きみときみときみと きみときみときみときみと
     これから であうたくさんの きみときみときみと きみとともだち
    写真を撮るのをすっかり忘れてしまったのですが、
    写真で撮らなくても、みんなの表情と、あの笑いに包まれたゴザの手触りと、
    わたしが座った園のちいさな椅子を、いつまでも忘れることはないと
    確認したのでした。


    3月3日お雛まつりの日の、かわいい花嫁さん。
    絵本の話をたくさんたくさんしてきた、妹みたいな存在の、でも頼もしい後輩です。

    「披露宴で、わたしたちに絵本を読んでくれませんか?」
    なんて言われた日から、ずっと考えてきました。
    花嫁さんが主人公みたいな絵本がいいかな。
    花嫁さんが好きな風景が浮かび上がる絵本がいいかな。
    ふたりの思い出の場所、思い出のモノ、言葉、そんなものがさりげなく出てくるものがいいかな。

    でも、ふと「これにしよう」って思った絵本がありました。



    これからふたりで迎える朝、まぶしい朝も、曇った朝もあるかもしれない。
    でも、どんな朝でも、カーテンを開けて、窓を開けて、これからはじまる一日をふたりで迎えて
    生きてほしいなと思いました。

    花嫁さんって、本当にお花が似合います。
    花のかんむりも、花飾りも、ブーケも、花束も。



    かわいいかわいい、そして、ちいさいちいさい、と感じていた花嫁さんの手は
    とても意思のある手に思えました。



    旦那さんのこと、ポンポンッてやさしく叩いてあげそうな手でもあるし、
    ふたりでビックリするものを作ってしまいそうな、そんな手。
    いつか、子どもに絵本を開いてあげる、おかあさんの手にもなるのだろうな、
    なんて考えたら、顔がほころんでしまいました。

     


    ピピオしんぶんvol.2ができました。
    前号をご覧になった方々から、さまざまなご意見をいただき、 絵本やあそびを
    ご紹介する楽しみが、何倍も増えました。

    ここのところ、ちいさな春があちこちにコロンコロンと転がっているような気がして、
    そんなテーマで絵本を選んでみました。

    あそびだって、いますぐできるオモシロゲーム!
    その名も「なまえグルグルこうかんゲーム」ですよ。
    子どもたちが、名前をさかさまから読んだり、入れかえて新しい名前を
    つくりだしては大笑いしているところ、見たことありませんか?

    ぜひ、読んでください。あそんでみてください。

     

    2月26日(日)に予定しておりました「キトキトかるた・ドキドキかるた」を
    延期させていただくことになりました。
    心待ちにしていた方々、申し訳ありません。
    「残念ながら参加できません」とご連絡くださった方々、
    元気になったらぜひご参加くださいね。
    私たちも、とても楽しみしているイベントでした。
    自分たちでつくってみた「へんてこかるた」に大笑いし、笑いすぎて
    涙を浮かべながら文字や絵を考えていく時間が、とても楽しかったです。
    こんなに楽しい時間をみなさんといっしょに味わいたくて、企画をしたのですが、
    ここ数週間、インフルエンザが猛威をふるっていて
     「子どもがかかってしまったから、参加できなくなりました」
     「親の私が今、苦しんでいます…」 
     「外出を少し避けているので、今回は見送ります」
    など、さまざまなメッセージを受け取りました。
    でも皆さん、「楽しそうだから、おうちでやってみるわ」などと言ってくださったり。
    本当に悩みましたが、やっぱり元気な皆さんの笑顔を見たいし、いっしょに
    作って笑いたい、そしてたくさんあそびたい!と思ったので、
    「延期」という形をとらせていただくことにしました。
    どうかご理解くださると嬉しいです。
    今、お休みしている方々は、早くよくなりますように。
    そして、早くこの波が去り、温かい春の日差しのもと、おでかけや外あそびが
    楽しい時間となりますように。
    こころから祈るばかりです。
    また、「次回の日程」はお知らせいたします。
    それまで、元気になってお待ちくださいね。
    pipio 
    武本佳奈絵、平澤朋子

    はーい。はあーい。



    しろかみくんが、お友だちのくろせんちゃんを紹介しました。
    くろせんちゃんは、ちょっぴり恥ずかしがりやさんですが、紙に字を書いたり、
    絵を描いたりするあそびがだいすき。

     

    ということで、さっそく…


    しろかみちゃんは、好きなたべもの(肉!)や好きなどうぶつ(うさぎ)、昨日の夜に夢に
    でてきたもの(オニ!)を絵で教えてくれました。
    そして「みんなのこともしりたいな」ですって。

    さあ、ワークショップのはじまりです。

    一人ひとり、筆を持って、墨で新聞紙に練習。

    ぐるぐるぐる…とうずまき。  さーさーさささー とたくさんの線。


    筆に慣れてきたら、和紙に「できるようになりたいこと」「がんばってみたいこと」などを
    書いてゆきます。

    おかあさんと相談しながら、字や絵を描いていく子どもたち。
    とても勢いのある作品ばかり。黒板にずらり。

     

     最後に、『てん』という絵本を読みました。



    今日みんなが書いてくれた、すばらしい字、そして絵、はっきりと書いた自分の名前。
    たとえ小さくても、バランスが悪くても、自信があまりなかったとしても、
    自分の名前を書き入れた瞬間、それは世界でたったひとつの、
    自分だけの「作品」になるんだと思います。

    絵本の中の主人公・ワシテの「てん」も、先生のひとことと額縁によって魔法がかかります。
    おはなしを聞いている子どもたちの顔が、みるみる明るくなっていくのを見て、
    今日、この絵本を持ってきてよかったな、と心から思いました。

    寒いなか、集まってくれた子どもたち、ありがとう。
    みんなのこと、おしえてくれてうれしい、って、しろかみくんとくろせんちゃんも言っています。



    毎月、おはなしとあそび、そして子どもたちと行ったワークショップの様子を
    お伝えする「ピピオしんぶん」ができました!

    毎月のpipioでお渡しします。

    子どもの頃作った学級新聞のようなもの、つくりたかったんです。
    書いている人の思いがぎゅ、ぎゅっと詰まったもの。
    読みたくなる絵本、やってみたくなるあそび、いろいろご紹介してゆきます。

    おたのしみに。

     



    子どもたちは、ゆき!ゆき!
    私は、つらら!つらら!

    夜中に何度も窓をあけて、雪が降っている音を聞いていました。
    このあたりはもともと静かなのに、雪が降っている音が、静かな音まで消していたように
    感じられました。
    ずっと聞いていたい、静謐な音でした。

    朝はつらら。
    つららの中の模様が、まわりの葉っぱのまねをしているよう。ふふふ。

    ロシアのマローズじいさんが、ふっと頭にうかびました。



    霜と氷のかみさま。

    ちなみに、いつもいっしょにいるのは、孫娘のスネグローチカちゃん。
    昨日の夜の雪と、今朝のつららや霜を見て、マローズおじさんの足跡の
    ような気がしてしまった私です。

    つららの形が、杖のようにも見えるでしょう?



    松屋銀座で開催中のノンタン展に行ってきました。

    ノンタン絵本のたのしさは、実は子どもたちに教えてもらったことの一つです。
    私には、そういう絵本(シリーズ)がいくつかあって、
    たとえば先日映画で見たばかりの『マジック・ツリーハウス』や、『あんぱんまん』もそう。
    へんな先入観があり、作品そのものと向き合えないでいた時間が長かったのです。

    でも、子どもたちを見ていると…。
    「あー、ノンタンいるよ!」「わぁ、アンパンマンだ!」
    その子たちの近くにいるノンタンやアンパンマンと、同じような表情をして、
    それはそれはたのしそう。

    子どもが好きなものこそ、ホンモノだ、なんて思ったきっかけでもあります。
    子どもが好きなものには、大人には見えづらい「何か」があるのでしょう。

    キヨノさんの言葉、拝借します。

    子どもの頃は入れものに注ぎ入れるより
    入れものそのものを大きくしていく時代だと思います。
    大きくするのに必要なものが「遊び」。
    たくさん遊んでおくと、入れものは大きくなります。
    そうすれば、成長してからうまく自分の世界を広げられるように
    なるんじゃないかしら。

    心から、そう思います。
    そして、子どもたちのパワーって、自分で入れものを大きく大きくしようとして
    いるパワーなのかなと思います。

    見守ってあげないと。

    「けんさがんばるもん-心臓血管カテーテル検査について-」が、どれだけの
    子どもたちの、検査に対する不安を取り除いてくれたことでしょう。
    その原画の前からしばらく動けませんでした。

    ノンタンは、いつも、これからも、子どもたちのとなりにいるのだな、と確信して
    うれし涙が出てしまいました。